有限会社シンフォニア

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covid-19 通称、武漢ウイルス検査のためのPCR検査の在り方が、2月15日から世界標準に近いやり方になったと聞いていたので、変更されて約1週間経過した今日の時点で、どんな変化が表れているかを厚生労働省のウェブサイトから抜き出してみました。

PCR検査実施人数 74,955 (累計 7,394,986 人)

初めのグラフはPCR検査の実施人数です。このグラフで見ると1月上旬から中旬にかけてが一番多く、その後讒言しているように見えます。

まだ緊急事態宣言の中ですが、検査数が減ったという事は、検査に行こうとする人も減ったという事なのでしょう。(心配?)

陽性者数 1,281 (累計 418,874 人)

このグラフは、PCR検査によりみつかった陽性者の人数です。

ピークは上のグラフと近くて1月上旬から中旬に一番多くの陽性者が見つかったことが表れています。
注意点は上の検査数と比べて陽性者の数の減少が2月15日かけて大幅に減少しているのが良く分かることです。
またPCR検査をした1.7%の人が陽性判定になっていることが分かります。

入院治療等を要する者の数 18,336 (前日比 -534 人)

このグラフは、陽性者の中から、入院治療等を要するとされた人数です。

ピークは陽性者数とは数日後ろには離れているように見えますが、2月にかけての減少率が上の陽性者と比べるとなだらかな下降になっていることです。

陽性者数と比べると大まかな増減の傾向は似ていますが、直近の減少はむしろ期待される数値を上回っているという事です。

重症者数 526 (前日比 -21 人)

重傷者のグラフですが、入院加療を要する人のグラフと近侍しており、加療の為に若干後ろにずれて見える程度です。

入院治療等を要する人との比率は2.8%です。陽性者との比率は1.6%です。
PCR検査をして陽性判定されても、入院治療等を必要とするのは100人の内約3人、重傷者は100人の内1.6人と言い替えられます。

退院又は療養解除となった者の数(累計) 395,114 (前日比 +1,796 人)

これが退院又は療養解除となった人という事で、一応治った方と理解して良いでしょう。

これを見ると2月上旬にかけて急増していたのに、2月に入って増加率が減っているように見えます。

これは2月上旬位から陽性者が減少してきたことを実証しているのかもしれません。

死亡者数(累計) 7,331 (前日比 +59 人)

このグラフは死亡された人数ですので、上のグラフと直接比較することはできませんが、傾向としては昨年12月くらいから増加傾向にあったことが分かります。
最後のところだけ少し減少して見えるのは私の目の錯覚でしょうか?

PCR検査の実施件数

PCR検査の実施件数です。最初のPCR検査実施人数と実質同じものですが、どのようなところで行われた検査であるかが分類されています。

民間検査会社によるものの比率が思いのほか多いのに驚きました。

本記事の最初に記したようにPCR検査の在り方が、2月15日から世界標準に準じたものに変わったそうなのですが、それがどういうものかというのを記します。

PCR検査では、人から採取した検体(唾液など)からウイルスを検出するわけですが、そのままではウイルスの個数が余りにも少なくて検出できないので、検体を増幅してウイルスを見つける検査法です。
この時の増幅する倍率を表すのがCt値というそうですが、簡単に言えば、元の検体を何倍に増幅するかという目安だと思っていいでしょう。

世界標準というかWHOなどから世界に向けて指導されているCt値は30~35だと言われます。そして、2月14日迄の日本でのCt値は40~45だと伝わっています。
ここで30~35と40~45としてもどれだけ違うのかは分からないと思いますが、これを通常の10進法の数値で表すと驚く位に大きなものだというのが分かります。このCt値というのはサイクル数ともいうそうですが、検体を2倍に増幅する回数を指します。ということはCt値30というのは、2の30乗という事になります。

これを10進法で表すと
Ct値30=1,073,741,824倍
Ct値35=34,359,738,368倍

Ct値40=1,099,511,628,886倍
Ct値45=3.5184372e+13倍(手元の計算機では10進法で演算できないくらい大きい)

桁数で見ただけでも世界標準の30~35と40~45の大きな違いはすぐに分かると思います。

これだけ大きく増幅して5ケのウイルスあるいは、それと思われる断片が見つかれば陽性になるのです。
ウイルス関係の研究者などに言わせると上限が30で、25を超えてしまうと、ほとんど信頼性がない。という倍数なのだそうです。25を超えて増幅させると、本来探している物とは異なる物質を検出している可能性が高いという事ですね。
どうした訳か事情は分かっていませんが、日本ではこのような当てにならない倍数にまで増幅してウイルスを検出しようとしていたわけです。だから、陽性に判定されても全く症状がない人などが混ざりこんでしまうため、非常に分かりにくい怖いウイルスに見えていたわけです。さらには入院しなくてもよい人たちが多く入院対象になっていたという事です。

ここで理解がいくと思います。
日本は世界標準をはるかに上回るベッド数、医療体制を持っているはずなのに、そして海外と比べて二桁位少ない感染者でありながら、医療崩壊をする!と叫んでいた理由はここにあります。

さて2月15日から漸くCt値30前後でのPCR検査になるという事なので、この日を挟んで陽性者の数値は全く異なる性格を持っていると思わなければいけません。という事は、緊急事態宣言により国民の行動が規制されたから減ったという事とは異なる原因(要素)が含まれた数値になるという事です。

医療従事者にはワクチンの接種が行われ始めていますが、これらのことを踏まえて今後のデータを見ていくことが大切だと思います。こうご期待。というか世界標準で行われた検査での実態が分かるわけですので、漸く公平に比較ができるという初めての事態を目撃することになりますので、興味津々なわけです。

About The Author

有限会社シンフォニアSinfonia 山本
本サイトの管理者です。
プロダイバー業務、パソコンの販売・修理、モバイル端末も扱います。
近頃はネット技術の革新が続いており、ウェブの標準も暗号化だけでなく、同時に通信を高速化する HTTP/2 が主流になりつつあり、同時にPHPもVersion8 への移行が進んでおり、弊社サーバーでも標準仕様となっています。

他にも、クラウド、ウェブメーラー、スパムフィルターなど常に新しいものに挑戦するのが大好きです。

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