有限会社シンフォニア

愛知県岡崎市 Local Internet Service Provider

ユーザー様からのお問い合わせもあった事例ですので、皆様にお知らせ申し上げます。

NTTフレッツ接続(ひかり・ADSL等)において通信速度に帯域制限がかかることがございます。
帯域制限というのは、通信速度を一定値以下に規制するもので、この帯域制限を設定されますと一定時間、通信速度が1Mbps程度に抑えられます。
通信速度が1Mbps以下に抑えられますと、動画再生など通信量の多いコンテンツの閲覧に支障をきたすことが有ります。

これについて上位ネットワーク事業者に確認したところ、県単位で接続ユーザーの均一的なサービスを維持するための措置だとのことです。
一部のユーザーにより大量の通信量が発生し、ネットワークが飽和した場合、ネットワーク全体(県単位)で通信の輻輳が発生し、正常な通信を行う事が出来なくなってしまうのを防ぐ目的です。
これを防ぐために1時間ごとの通信総量を個別に収拾し、上位の数%の方の通信速度を抑え、全体に被害が及ばないようになっています。
では、どれだけの通信を行ったら規制対象になるのか?というのが当然の疑問だと思うのですが、これについては「通信の秘密」という制約が有り公開できないとのことです。

フ レッツ・ユーザーでも特に「ひかり接続」の場合、最大1Gbpsとか最大100Mbpsという数字から、1Mbpsに制限されるのは重すぎるのではないか という考え方もできますが、大多数のご利用者の場合 1Mbpsに制限されてもウェブ閲覧やメールの送受信に若干の遅延が生じる程度で、根本的に通信ができなくなるわけではありません。
それでもYoutubeなどの動画を見ているだけで制限されてしまっては困りますので、そうした視点からも確認させていただいたのですが、Youtubeなどの視聴程度であれば制限にかかることは無いだろうという答えを得られました。
では、どうした場合に制限値を超えるのかということですが、数Mbps程度の通信速度であっても、これが途切れることなく継続している場合には制限値を超えることが有るようです。
一般的にウェブ閲覧・動画視聴においても、一時的に数十Mbpsに達したとしても、それは一時的なもので、例えば一時間という枠の中で集計すれば、それほど大きい通信量にはなりません。
ここでご注意いただきたいのは、通信速度という数値と通信総量というのは異なるものだという事です。
最大1Gbpsをうたう「フレッツはやぶさ」ですが、一時的な最大速度として1Gbpsであるという規格であり、この1Gbpsで連続した通信を行ってよいという事ではありません。
NTT 内のフレッツ用機器は、最大1Gbpsの処理が可能な端末を数十人が共有(この人数は非公開)するのですが、特定の方が1Gbpsを使い切ってしまうと他 の方は利用できなくなります。現実には短い時間の中で通信の量は大きく上下しますので、わずかな遅延で利用できるようになっています。
これは上位ネットワークにも同様にいえる事で、特定の方が連続した通信を行ってしまうと通信の遅延が大きくなったり最悪の場合、通信ができなくなります。
こうした事態を予防するための措置として帯域制限が行われますことをご理解いただけますよう、お願いいたします。
なお、制限対象になる通信としては、P2P等の他に、ウイルス等に感染している場合にも発生するようです。

もしも「帯域制限の対象者になっているのかな?」と思われるような障害が見られるようでしたら弊社までご一報ください。
その場合には、上位ネットワーク事業者に調査を依頼させていただきます。

難しい内容でございますの、よく理解できないという方も少なからずいらっしゃると思いますが、ご不明の点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

More
0564-64-4612