昨日、アメリカで起こっている黒人差別に対しての暴動の事を書きました。そして夜、インスタグラムにはまた「黒く塗りつぶされた画像」が多く投稿されているのを見ました。
しかしそうした中にも、このような画像も含まれているのに気づきました。

暴動ではなく、Black Lives Matter(黒人の命も大事)と訴える人々のデモに対し、警察官たちが「私たちもデモに参加させてくれないか」と頼んだのだそうです。しかし、それは受け入れられず、警察官はこのように片膝を地面につけてデモの人たちへの共感の意思を示したのです。
よく見ると警官たちの中には黒人も含まれていますね。いまアメリカでは、昔ほどの黒人差別はなくなってきているようで、このように警察官に黒人もなれるわけですが、アメリカ南部の人々にとっては、いまだに根深い人種差別が残っているのだそうです。
それはあからさまな差別ではなく、心の底で「俺たちはニガーとは別だ!」という潜在意識で、それを黒人たちも理解していて、「やはりまだ黒人と白人は同等ではない。」と思っているのでしょう。
これは黒人だけにとどまらず有色人種全体に対する偏見になっているようなのですが、そうした中で、米大リーグに行った大谷修平とかダルビッシュ有なども同様の「黒く塗りつぶされた画像」を投稿していました。
Black Lives Matter(黒人の命も大事)という言葉からは、白人からの目線あるいは黒人からの目線は感じられるのですが、私たち日本人のような黄色人種はどうなのでしょうか?
白人からの「黒人の命も大事」というのと、黒人からの「黒人の命も大事」というのは、ニュアンスとして真反対の捉え方もありうるわけで、ここに黄色人種の立場はどう表現したら良いのでしょうか?
All Lives Matter(すべての命が大事)という言葉もあり、そう言われた黒人は「そうじゃない Black Lives Matter なんだ!」と心の中で反論したという記事も読みましたが、この複雑な事情は黄色人種には、そうした歴史がないだけに(といっても、日本以外のアジア諸国は大概、植民地化されていた)、勝手に決めつけるのは難しいのでしょうね。そうした中で下のような投稿もインスタグラムで見つけました。

モノクロで表現されたこの画像には、肌の色は関係ないんだよ!というメッセージも含まれていると勝手に理解して、少しうれしくなりました。
そして今回の切っ掛けになった白人警官による黒人容疑者の死亡に関しては、NHKのニュースで訴追されたことが報道されています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200604/k10012457401000.html
この写真から見ると、首根っこを膝で抑えている警官の行為は、特別にひどい差別意識は感じられず、警官が被疑者を取り押さえる常識的な行動の範囲であるように見えます。残念ながら、これがきっかけで死に至ったのだから訴追されるのは致し方ないのかと思うけど、これで黒人たちが抗議するのも背景にあるものを考えれば致し方ないのかなと感じます。
しかし、米国各地で発生した暴動は、明らかにこの事件とは関係ないように見えます。
やはり背後では、米国から制裁を受け、窮地に立たされている中国共産党(習近平)の指金ではないのかなという思いを拭い去ることはできません。日本もそうですが、中国共産党から送り込まれている、所謂スパイは全世界に及んでいるようです。
これは先般の、香港をこれまでの一国二制度を無視し、「国家安全法」を押し付けたのに似ているところがあります。
香港は1997年に中国に返還されるまで約1世紀半にわたってイギリスの植民地でした。そして50年間は、一国二制度として香港は独立した自治を保障するという約束の元、中国へ返還されました。
1997年から50年というと、2046年になるのかな?
今って2020年ですよね。という事は、まだ半分の年月にも達していないことになります。
そこで今イギリスでは、返還時から香港の住民で会った人々に英国のビザを発給する検討がされているそうです。そうすれば、これらの人は英国籍を持つのと同じようなことなので、英国軍が香港へ、自国民を助けるという名目で軍事行動も起こせるという事らしいです。
非常に難しい事態ですが、EUなどは中国マネーに縛られているところがあるので、簡単にはいかないかもしれませんが、英国はEU離脱が決まってるんですよね。これを見越していたわけじゃないのでしょうが、天の差配だったのかもしれません。
そう考えると、この事件からも目が離せませんね。