キャシー中島さんのお嬢さんが年若くして亡くなられた。
テレビのニュースなどでも多く取り上げられ、普段全く関係のない者にも、その知らせが届く。癌が発見されたときには既に手遅れだったとのことだが、ご家族・ご親族の方々に深く弔意を表したいと思う。
しかし、キャシー中島さんがブログでその心境を綴っていると聞いて強い違和感を感じた。「悲しみの真っ只中にいる者に、そんなものが書けるのか?!」
調べてみると閲覧者が殺到してサイトは閉鎖に近い状況のようだ。
たしかに世間の人々は、興味本位でどんなことが書いてあるのだろうかと「見たい」欲求を抑えられないことは容易に想像できる。
だから、なのだろうか。近頃では芸能人のこうしたブログでのカミングアウトが普通になりつつあるようだ。
ブログ・サイトの経営者にとっては、お金を払って書いてもらっている日記(ブログ)に、より集客力のある内容を載せてもらいたいと思うのは当然なのだが、今回のキャシー中島さんの場合はどうだったのだろうか?
愛娘が死んだ直後に、公開される日記を書くなど、私には想像ができない。
どんなに冷静になろうとしても心が乱れるのが普通で、少なくともそうした日記を書いてくれるように依頼することは憚られると思う。
では、キャシー中島さん自身が自発的に書いたのだろうか?
そうだとしたら、なんとも悲しい出来事のような気がしてならない。
私なら、当分の間は触れて欲しくないと思うのだが、芸能人という立場とはそうした悲しみにも浸れないものなのだろうか?
そうだとしたら、とっても悲しい人たちなのだと思わざるをえない。
それとも血のなせる業なのだろうか?(キャシーさんのお父様は、アメリカ軍人と聞く)
いずれにしても、悲しみを慮る優しい心を人々が忘れないで欲しいと願う出来事だったように思う。