新型コロナウイルスの話題で、「麒麟がくる」を追っていくことが疎かになっていましたが、第10話「ひとりぼっちの若君」、第11話「将軍の涙」、第12話「十兵衛の嫁」と一気に行ってしまいましょう。
第12話「十兵衛の嫁」では取り上げることも無く困ったのですが、この際ですから、題字について書いてみましょうか?
毎回、イントロ部分で登場するこの題字ですが、中塚翠涛という女性が書いてるんですね。
NHKのサイトではプロフィールとして
書家。岡山県出身。4歳から書に親しみ、古典的な書法を取得。筆の弾力と墨の無限のグラデーションに美しさを見いだし、和紙と墨のみならず、陶器、ガラス、映像など、幅広い手法で独自の表現を追求。2016年12月にパリ・ルーブル美術館の地下展示会場「カルーゼル・デュ・ルーブル」で開催されたSociete Nationale des Beaux-Arts 2016では、約300平方メートルの空間に書のインスタレーションを発表し、「金賞」「審査員賞金賞」をダブル受賞。テレビ朝日系「中居正広の身になる図書館」では「美文字大辞典」の講師として出演。手がけた題字は、ユネスコ「富士山世界遺産」、映画『武士の献立』など多数。TBSドラマ「SPEC」では書道監修を務める。
と紹介されています。
つい最近、「線は、僕を描く」という水墨画を扱った漫画を読んだところだったのですが、この中でも女性書家が登場していたし、女性の中に筆を使った文字とか創作物に関する嗜好が強くなってきているのでしょうか。
「線は、僕を描く」は超お勧めですよ!
スマホを持っている人なら「マガポケというアプリで無料で読めますので、ぜひ!

麒麟がくる、をここまで見てきて意外な感を覚えるのがナレーターのことです。
これまでは、「あっ!これは〇〇さんだ」って、すぐに分かる人が起用されいましたが、この麒麟がくるでは、ナレーターのことをすっかり見落とすくらいに自然な感じで語ってくれているのが、歌舞伎界の市川海老蔵です。
これには本当に脱帽です。
歌舞伎らしさは微塵もなく、かつ主役のように躍り出てくることも無く自然にナレーションを語っている。
これは簡単にできることではありませんね。
海老蔵を本当に見直しました!

という事で、今回はここまでとします。(^_-)-☆