所長便り 2020年3月26日
「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」例年より早く桜の開花が進んでいます。いよいよ春ですね。
皆さんにお願いがあります。今年のお花見は、人混みは避け、近くで咲いている桜の周りを散歩するだけにしてください。
多くの人が集まり、座り込んで宴会するのは、たとえ屋外であっても飛沫感染や接触感染のリスクが高まります。自粛要請があるとは言え、この週末は全国から多くの人が京都に来られるかもしれません。新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれません。感染すると、自分は症状が出なくても、周囲に広がって、リスクの高い方には生命の脅威となります。
新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれないと自覚することが大切です。桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。
1人1人が油断せず、万全の対策を取って頂きますよう、お願いいたします。
山中 伸弥
山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
最後まで読んで誰が書いたものか知ると、訴求力が有りますね。
一般人が書いたものでは、なかなか人には伝わらないよな( ゚Д゚)と思いながらも、一人にでも伝わればいいと思って新型コロナウイルスについて書き続けていますが、山中教授がこうしてウェブで発信してくれると心強いですね。
ただ、このサイトの中でも新型コロナウイルスについての結論は出されていないように思います。それほど種々の要素が複雑に絡み合っている事象なのだと改めて思い知らされます。
安倍首相から「緊急事態宣言」が出されてからも色々なニュースを見てきましたが、面白かったのが東京の小池都知事の会見で、「休業要請等による損失を補填するために200億円ほどを予算化していたが、すでに1200億円にも上る申請があった。」というものです。(数字はあいまいな記憶です。)
これって試算が間違っていたというよりも、実際には大きな損失など無いのに、「都がくれるっていうんだから、貰っとこう。」的な、はずかしい人たちが多くいるという事ではないでしょうか?
こういう非常事態の時には「武士は食わねど高楊枝」といって、遠慮するのが日本人の美徳だと思っているのですが、大和魂はどこに行ってしまったのでしょうか?
「えっ?私は女性だから武士じゃなくってよ。」という銀座辺りの高級バーのママは思うかもしれませんが、「大和なでしこ」って言葉もあるじゃないですか。苦しくったって、それを口には出さずにじっと辛抱して「必ず良い日が来る。」と信じることも大切だと思います。
本当に小さな零細企業は、政府が積極的に助けてゆく必要があると思いますが、普段大きな商いをしている人たちは、ここでは大人の対応をしてもらいたいなと思うのは、私だけでしょうか?
パチンコ業界などは一日の休みで億を超える売り上げが無くなるとか、銀座のバーでは一夜で百万を超える売り上げがあるからと、その補填を言ってくるなんて、なんて情けないんでしょう。
そういう意味では市井の人々の方が余程度量の大きなところを見せているんじゃないでしょうか。
話を戻して山中教授のサイトで、このように書いていらっしゃいます。
今、求められる対策は?
この言葉を大切にして日本人の大きな力を見せつけてやろうじゃないですか!
