昨夜は、午後8時過ぎは参院選挙報道一色でした。
その中で個人的に気になっていた候補者が二人いました。
今井 絵里子 さんと高木 沙耶 さん です。
←の写真のように今井さんは、お子さんからの応援も有ったようです。「お母さんが選挙に当選しますように」と書かれた絵馬を持って嬉しそうな(当選しました)お顔をしています。
今井さん、女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバーとしては知らなかったのですが(^_^;)、陰陽師という野村萬斎さんが晴明役をした映画で、蜜虫という役で出演していました。この映画で初めて認識して、この映画の印象と一緒に覚えていたのですが、参院選に出馬すると聞いた時には、やはり違和感を感じました。
でもその後、「シングルマザーとして聴覚障害がある長男を育てている」という背景を知って、そうした人が議員になるのも悪くないなと感じていました。
比例代表で出ていたので「問題なく当選するだろう」と思ってはいましたが、これからの議員活動を見守っていきたいなと思います。

もう一人の高木 沙耶さんは、テレビ各局の当落速報では2秒で「落選濃厚」と出たそうですが、知名度とは裏腹の結果になりました。
高木 沙耶と聞いてピンとこない人は、TVドラマ「相棒」で水谷 豊さん演じる杉下右京の離婚した妻の役。といえば分かるかもしれませんね。
今回の参院選では異色の存在で、ひたすら医療用大麻の推進を訴えていました。
「私だけが一人、別の問題で突っ走っていた感じなので(笑い)。医療用大麻の話は時期尚早とは思ってはいましたが、それでも世の中の人に真実を広めることができた。そこは大きな痕跡だと思っています」
と本人が言っているように当選・落選はあまり重要視していなかったのかもしれません。
大麻(たいま)なんて覚せい剤を、医療とはいえ使用できるように!という主張は、一見とんでもない主張のように思えますが、過去の日本では確かに使われていたようですし、「医療現場から末期がんを宣告され、手の施しようがないと言われた人が、医療用大麻で治った人がいると聞いたことが有る」という話を知人から聞いたことが有ります。事の真贋は別にして、そうした事例がもし本当にあるのなら、一方的に退けるのではなく、研究してみてもいいんじゃないのかと思います。世の多くの人が「当たり前」と思っていることが全て真実とは限りません。むしろ、そうした既成概念を破ってきたのが科学者だと思うのですが、何か矛盾するものを感じてしまいます。
それにしても高木さん、比例代表ではなく選挙区で出馬したことといい、「相棒」で地盤を作っていた芸能界からもすっぱり別れを告げていたことといい、並みの人とは異なる感性を持っていることは間違いなさそうです。
それが良いかどうかは別にして、自分の信念を、こうした参院選挙で訴えたという姿勢は立派だと思いました。