『草野球必勝法』

隊員発行メールマガジン 【週刊・野球小僧の部屋】より抜粋



FILE:16 - チームを引っ張っていく人とは? -


▽主砲=主力?
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草野球といえどもチームには必ず中心選手がいるはずです。
多分、学生時代の野球経験・実績で自然と決まることでしょう。
監督・主将など違い、わざわざ、選んで決めるモノではありません。
監督・主将などは純然たる野球の実力以外に求められる資質もありますが
「この選手がチームの主力(中心選手)である」というからには、
野球の実力が他の選手より傑出していなければならないはずだからです。

しかし、その主力選手が打者である場合は、チーム全体を牽引することが
出来るかどうかは定かではありません。
投手なら相手チームをねじ伏せてしまう事も可能ですが、
いくら抜群の打力を持っていても全打席で本塁打を打てないでしょうし、
もし仮に打てたとしても、それがソロばかりでは5−4で負けてしまう可能性すらあります。
つまり「打つだけ」ではチームを勝利に導くことは、難しいことなのです。


▽牽引するのは意欲
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3月31日のライオンズ対バファローズではこんなプレーがありました。
この試合では終始リードして試合を優位に進めていたBuですが、
結局は4点差を逆転されて負けてしまいました。
その切っ掛けを作ってしまったのがチームの絶対的主力であるはずの
中村選手の怠慢プレーとも取れるまずい走塁でした。

一死から二塁打を放ち走者となった中村選手ですが、
次打者ローズのライトフェンス直撃の当たりで生還できませんでした。
それだけならともかく、その次の吉岡選手のショートライナーで飛び出し、
帰塁できずにダブルプレーとなってしまったのです。
ベンチからは梨田監督が飛び出し、猛然と抗議しましたが、判定が覆るはずもなく、
その裏チームは追いつかれ延長でサヨナラ負けを喫しました。
中村選手がきちんとした走塁さえしていればダメ押し点を奪え勝利を決定づける
ことが可能だっただけに本当に惜しまれる、2度にわたる走塁ミスでした。

実際にVTRを見た限りでは、タイミング的にはセーフに見えました。
にもかかわらず、3塁塁審がアウトを宣したのには、当然理由があります。
それは、中村選手の帰塁の動作があまりに緩慢だったからに他なりません。
直前の3塁への進塁の際も歩くようにベースに達していました。
このチームには走塁に関する決まり事があるのでしょうか?
 キャンプ・オープン戦を通して色々な状況を想定して走塁練習をしているのか疑問です。
 開幕から好調で首位にもたったBuですが、12日現在では、指定席の最下位です。
 主力がきちんとした走塁が出来ないようでは、この結果も仕方のないことでしょう。


もしかすると、足腰に故障を抱えるなど、体調が万全ではなかったのかもしれません。
しかし、事情が分からないファンから見ればただの怠慢プレーですし、
体調に問題がなくて、あのような走塁しかできないのならBuナインから見ても本当に興ざめです。
著しくチームの士気を低下させるプレーでした。

チームの主力は打つだけでは務まりません。足の速い、遅いに関係なく
積極的な走塁を心がけ、
直向きなプレーをすることがチームを牽引するという事
なのは疑いようのない事実です。
プロ野球の場合は、そんなプレーが観衆に感動を与えるのは言うまでもありません。
監督の仕事は主力選手に全力プレーを心がけさせること。これはプロ野球でも草野球でも同じです。
 それが出来るかどうかが監督としての資質です。






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