私が演じる桜子が生きる昭和初期は、女性が好きな職業に就いて身を立てていくことが大変だった時代。そんななか、桜子は周囲の反対に負けず自分の夢に向かって真っすぐに突き進んでいきます。彼女の生き方は強くて素敵だと感じますね。
そんな彼女を支えているのはやっぱり家族。みんながとっても仲良しで、演じていても「温かくていいな」といつも思っています。ただ、お互いのことを大事にしているからこそ、家族と衝突してしまうことも多いんです。私自身も、たとえ家族と衝突しても自分の夢を叶えたいと思うので、桜子には共感できます。すごく普通のことかもしれませんが、私の夢は今の自分の家族やこれから自分で作り上げていく家族を大事にし、仲良くしていくこと。言葉で言うと簡単だけれど、実は難しいんじゃないかな。桜子は、夢を追いながらも家族のことをいつも一番に考えます。そんな強さを私も身につけたいですね。