安倍晋三ロスで少し元気が出なかったのですが、昨夜行われたF1イタリアGPでホンダPUを搭載するピエール・ガスリーが劇的なレース展開の中、見事に初優勝を上げました。
相変わらずライブはビデオではなく、ライブ・タイミングというウェブ・ページで見ているのですが、ちょっと目を離した間に、10位前後で走っていたはずのピエール・ガスリーがトップになっているではないですか!
えっ!と誰でも思うでしょうが、どうしちゃったんだ?ライブ・タイミングがバグってる?
なんて思いながらライブ・コメントを調べたり、ツイッターで探してみると本当らしい!
こんな時には本当にビデオで見れないのは、まどろっかしいです。
どうやら、ちょっと目を離したのはレッドフラッグが出たためで、レースが一時中断していて、それが解除された後にまたまたインシデントが起こったようです。まだ詳細を調べていないのですが、数年前に日本でレースをしていたピエール・ガスリーが初優勝という事と、アルファタウリとしても12年ぶり?の優勝とのことで、大盛り上がりでした。
その雰囲気を写真や動画でご覧いただき、一緒に喜びを分かち合いたいと思います。
なお一枚だけ、二人だけで写った写真が有りますが、これは、このレースで終止符を打つことになった名門ウイリアムズのサー・フランク・ウイリアムズとメルセデスのトト・ウォルフ代表です。数々の名勝負を作ってきたウイリアムズ・チームが経済的に徐々に衰退し、とうとうウイリアムズ・ファミリーの手から離れることになったのです。(ホンダ・ウイリアムズという一世風靡した時代もありました。)
トト・ウォルフは、そのことを分かっていての記念写真なんでしょうね。
本当に最高だ!言葉にならない!信じられない気分だよ!
この1年半の間に本当に色々な事があったけど、今日の結果は全く予想していなかった。スクーデリア・アルファタウリに戻って以来、僕は懸命に仕事に取り組み、1日ずつ、そしてレース毎に成長し、1歩ずつ強くなっていった。
チームは昨年のブラジルGPで僕に初表彰台をもたらしてくれたけど、今日は彼らのホームであるイタリア、しかもモンツァで、僕にF1での初勝利を与えてくれた。
僕は決して諦めたりせず、F1で成功するためにすべてを捧げて戦ってきた。そして今日、最高の1日を手にする事ができたんだ!
最終盤にトップを走行していた時、もしもこのポジションを失ったらどれだけ悔しいかを想像した。2位だったら満足できなかった。簡単じゃなかったけど持てる力を全て出し切った。
リスタートの時は後続の連中にスリップストリームを与えないように激しくプッシュした。最後の5周はあまりに切迫した戦いだったから、10回位はあやうくミスしそうになってしまった…でも、とにかくプッシュし続けたよ!タイヤは摩耗しきっていたけど、どうしても勝ちたかったんだ。
自分がF1のレースウィナーだなんて、まだ不思議な気分だ。現場とファエンツァ、バイチェスターのファクトリー全員に心から感謝したい。みんなにとって最高の一日になった。チームの本拠地のファエンツァの本社メンバーは殆どがイタリア人だから、その意味でもイタリアでの優勝は格別だ。
みんな本当にありがとう。
ピエール・ガスリー会見
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