つい先ほどですが、このようなメールが届きました。
神宮外苑の「1000本の樹木が伐採される」というもので、実際には小池百合子東京都知事に対して、この伐採を中止してほしいという署名です。
ご賛同いただける方は、賛同用のボタンが下記の在りますので、よろしくお願いいたします。
以下、change.orgからのメール
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小池百合子都知事へ:神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!
28,539人がKopp Rochelleさんのキャンペーンに賛同しました。目標賛同数35,000を一緒に目指しましょう!
脅かされる「明治神宮外苑」の環境
1926年に完成したこの日本最初期の公園は、私たちに100年近く都会のオアシスを提供しています。
神宮外苑一帯は、都心でありながら奇跡的に残された緑豊かな環境です。
歴史的記念物も多く、シンボルとなっている絵画館前の広場や銀杏並木など、美しい景観とともにかけがえのない都市遺産です。
その貴重な環境が、今年から動き出す巨大再開発事業によって、脅かされようとしています。
1000本近くの貴重な樹木が、国民の了承もなく伐採されようとしていることをご存知でしょうか?
住民不在の「神宮外苑地区の再開発計画」
「三井不動産」「伊藤忠商事」「日本オラクル」「明治神宮」「日本スポーツ振興センター(JSC)」を主な事業者とする再開発計画では、神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えに加えて、会員制テニスクラブの移転、商業施設やホテル、オフィス用途のための高層タワービルの建設が予定されています。
その過程で、外苑の森の樹木を含む公園の面積が削られ、1000本近くの樹木が伐採されます。
この計画は2022年2月9日に行われた東京都の都市計画審議会で承認されてしまいました。
その新聞報道で初めて開発計画の事実を知った都民も多いのではないでしょうか。
「都民の意見を聞くなど、慎重に対応して欲しい」という声が上がるなか、「議論は十分尽くされた」と一方的に採決を行い、賛成多数で可決。事業者ありき、再開発推進が前提の住民不在の決定です。
このように都民、国民に十分な周知もされないまま、再開発計画が決定されたことに大きな疑問と怒りを覚えます。
東京都が計画の詳細を公表したのは2021年12月14日。しかも閲覧期間はその後たった2週間。
同じ日に開かれた計画案の説明会では、参加した住民からは不安と不満、疑問と怒りがぶつけられましたが、担当者からは決定は変更できないと一方的な説明があるだけでした。
このような非民主的なやり方で都民に再開発の是非を問うたと言えるのでしょうか。
広く知られれば、反対の声が上がることが分かっているからこそ、最小限の告知ですませているように思えてなりません。
まずは計画の丁寧かつ公平な形での情報開示を求めます。そして仮に計画が進むとしても住民との意見交換や議論に時間をかけてオープンに進められることを求めます。
「樹齢100年の樹木を守りたい」
この計画は、実に現状の半数以上の樹木の伐採あるいは移植が予定されているという衝撃的なものです。
その中には歴史ある貴重な樹木も含まれています。
すでに新国立競技場建て替え時にも約1500本もの樹木が伐採されています。このような都市環境破壊があってよいものでしょうか。
計画案にある「緑豊かな環境の保全」など空疎な虚言に過ぎません。
伐採される可能性のある1000本近くの木には樹齢100年の大木も含まれています。
この件について行政側は「移植も含めて残す」と言っていますが、古木の移植は現実的には不可能であり、結果伐採と同じです。
また後から植樹する前提で話を進めていますが、新しい木と貴重な古木を数あわせだけでさし替えることはできません。
反対意見をかわすためのごまかしです。一度失われた木はもう元には戻りません。
このような環境破壊は、都が掲げているSDGsやCO2の削減を目指すという目標に真っ向から矛盾する計画です。本気でこの目標に向き合い、計画の見直しすることを求めます。
「計画を見直し、世界に誇れる環境保全プロジェクトに」
文化遺産の保護に関わる国際的な非政府組織であるICOMOS(イコモス)日本支部である「日本イコモス国内委員会」も東京都に対して正式に計画の見直しを提言しています。権威ある国際機関から見ても、この計画は「見直すべき」との判断を下されているのです。
私(ロッシェル・カップ)は賛同してくださる皆様と共に、この再開発計画を逆に世界に誇れるような環境保全プロジェクトにしてほしいと願っています。そして大量消費と大規模開発から自然と調和するゆるやかな時代へと移りゆく第一歩とするべきと要望します。
東京都、そして再開発を主導する事業者については「都市遺産としての神宮外苑を守る」というICOMOSの提言を受け入れ、すみやかな事業計画の変更を求めます。
特に事業者としての明治神宮には、この計画最大の当事者として再考を求めます。自然と調和した明治神宮の景観を自ら破壊するようなことがあってはなりません。
「この署名への思い」
去年の5月に私は代々木公園の自然を守るために、東京五輪のライブサイト計画の中止を求める署名を立ち上げました。
この計画には最終的に15万もの署名が集まりました。署名だけではありません。この署名運動をきっかけに多くの反対の声が集まり、最終的に計画は中止となりました。
もちろんこの計画を中止にしたのは私ではありません。私はきっかけを提供したにすぎず、
変えたのは署名をしてくださった一人一人の思いです。
一般人の署名に価値があるのだろうかと感じる人も少なくないかもしれません。
しかし、実際に署名してくださった15万人の声は、多くの注目を集めたことでテレビを初めとしたマスコミに取り上げられ、更に多くの人に計画の存在を知らせました。
そして多くの賛同を集め、最終的に社会を変えたのです。
私たち都民のオアシスと歴史ある景観を守るために断固として「神宮外苑地区再開発計画」の見直しを求めます。
私たちの署名には一人一人の意思表示にはその力があります。
ご協力を何卒お願い致します。
#神宮外苑の樹木伐採に反対します
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