正直に言って、この人が政界にデビューした時には「ひどい人が議員になったものだな!」と思っていましたが、その後の言動は予想に反して「まともな」ことが多いのに、少しながら反省の目で見ていました。
意外に正論を語れる人物なのだな。と

そこへ今日、スマホのニュースで届いたのが下記の記事です。

法案は、安倍政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長を検事総長にさせる狙いから、検察官の定年を63歳から65歳に引き上げるとともに、定年後も内閣や法務相が必要と認めれば、最長3年間延長できる、などとするもの。

宮本亞門氏(62)、小泉今日子(54)、浅野忠信(46)らがツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」などと書き込むなど、SNS上でも反対の声が広がっている。 

https://hochi.news/articles/20200517-OHT1T50044.html

この問題に元衆院議員でタレントの杉村太蔵(40)は「反対されている方への一つの疑問として、この法改正があろうとなかろうと、ご心配されている内閣が検察のトップの人事をコントロール出来るのではないかという点は、今の法律でも内閣が検事総長を任命するわけです。改正されようがされなくても、この懸念は残るわけですね」と指摘。

 そして「こういった制度的欠陥を、例えば公務員が不正を知り得た時には、告発の義務を課してますね。そして告発に対して検察庁は必ず受理しなければなりませんよ、と規則で定めてます。さらに言えば、検察審査会というのがあって、それでも検察が起訴しない、納得できないとなった場合は、強制起訴という制度で補っている」と続けた。

 また黒川検事長については「僕は黒川さん、ちょっと誤解されてるなと思いますのは、黒川さんが2011年8月に法務相の大臣官房長という一番政治家と接点の強いポストについたんですけど、この時は民主党政権なんですね。以来、黒川さんは役人として何をしてきたかというと、司法制度改革で特に検察官の取り調べの録音・録画を進めてきた人です。国民からすると私たちの人権を擁護しようとしてきた役人ですので、官邸と近いんじゃないかというのは、ちょっと黒川さんに誤解があるというのが僕の感想です」と語った。

https://hochi.news/articles/20200517-OHT1T50044.html

立派な正論ですよね。いやぁ改めて見直しました。
弁護士資格を持っているような人たちが、この辺りの理解を忘れているのか、わざと知らんぷりしてるのかは分かりませんが、頭の良いはずの人たちがこぞって、「検察庁法改正案」に反対していることが逆に不思議すぎます。

単純に国家公務員の定年を65歳まで延長するという法案に、検察庁も「一緒にしてちょ!」と言っているだけなのに、そこにどう忖度だの政権の影響力が変化するのか意味が分かりません。これまでと同じじゃないですか。

いちゃもんを付けているだけにしか見えません。

芸能人は、それにコロっと騙されているだけのお人よしなんじゃないのかなぁ。冷静に考えればすぐに見えてくる構図だと思いますが・・・・。

それにつけても一つ怒りを覚えたのが、杉村氏の写真の欄に「杉村太蔵」と呼び捨てになっていることです。
すくなくとも”元衆院議員でタレントの杉村太蔵氏”と書くのが良識のある大人の仕事だと思います。

スポーツ報知ってのは、こんなことも分からないトンデモ新聞だったのですね!
呆れてこれ以上言う意欲が失せてます。(;´Д`)

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有限会社シンフォニアSinfonia 山本
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近頃はネット技術の革新が続いており、ウェブの標準も暗号化だけでなく、同時に通信を高速化する HTTP/2 が主流になりつつあり、同時にPHPもVersion8 への移行が進んでおり、弊社サーバーでも標準仕様となっています。

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