若いころは、国の偉い人、総理大臣や、閣僚と呼ばれる人たち、官庁で働く人たちは、とても優秀で日本の行く末を思い国を豊かにし、私達に幸福をもたらしてくださる人だと思っていました。
ところが自分が年を重ねるうちに徐々に見えてきたのは、上記のような人たちが必ずしも私達に幸福をもたらしてくれるとは限らないのだという事です。
なぜそうなのだろう?という疑問もさることながら、それらの人たちが画策する好ましくない事・政策について国民側も正しく理解していなくて主にマスコミによる印象操作だけで悪い方向へ誘導されていることが自分なりに見えるようになりました。
その内でいま大きな問題になっているのが、「カーボン・フリー」「カーボン・ニュートラル」などと言われる、地球上で人間由来による二酸化炭素の放出を産業革命以前の状態にまで戻そうとする企て「京都議定書」「パリ協定」などが有ります。なんでも産業革命以来、人間由来で作られ放出される二酸化炭素により、地球全体が温暖化していて、既に年の平均気温が、当時と比べて2℃以上上昇しているというのですが、「えっ!2℃」とその変化の低さに驚く人も少なくないと思います。
しかし学者によると2℃上昇することにより地球全体の温暖化が進み、北極・南極の氷が解けて海面の上昇がおこり、このままでは水没する地域が発生するとか...あるいは近年日本国内で発生している豪雨災害などは、地球温暖化が原因であるなどと喧伝されます。(確か中学ぐらいで、氷は水になると体積が減ると教わった記憶が...)
だから、いまから2050年を目標に世界の各国が目標を定めて二酸化炭素の排出量を減らそうという目標を立て、それに向かって国の総力を尽くしてくという事なのです。
その一環として先日、小泉環境大臣の発言にあった「まずは2035年までに46%の削減」を打ち出してきたわけです。また、二酸化炭素の元になる材料として主なものは石油であるとして、石油から作られるプラスチック製品を減らそうという発言も行われています。(46%という数字に根拠があるわけではなく、おぼろげに頭に浮かんだ数字だとか、皆さんは知らないでしょうが、プラスックの原料は石油なんですよ。という笑わせてくれる冗談みたいな発言もありましたが)
まぁこれらのプラスチック製品を減らしていこうという提案自体は、笑って済ませられる事も有るかもしれませんが、盛んに持ち上げられる自動車のEV化(電気自動車)問題は、それらの範疇をはるかに超えて、日本を、大きく言えば世界を破滅させかねない暴論であるという危惧を抱いていたところ、とても良い動画に巡り合いましたので、ご紹介したいと思います。
この動画は、「EV推進の嘘」という題名で、これまで9本の動画が投稿されています。論者の中心は、加藤康子(こうこ)さんであり、両脇を固めるのは自動車関係の著名な論者です。
この中で語られていることは本当に多岐にわたるのですが、実直に公平に論じられており、また国富(私達の幸せの蓄積)を損じないためにはどうするかを自分事として語り論じてくださっています。
驚きだったのは2017年5月に経済産業省がまとめた「長期地球温暖化対策プラットフォームー報告書」というウェブページが存在することを紹介してくださったことです。
この中で経済産業省としては、この「カーボン・ニュートラル」の計画は、必ずしも正しい考え方ではなく、日本も一応世界への手前、数値化するけれども必ずしも「守らなくてよい」というニュアンスで書かれていることです。
優秀な官僚が知恵を絞って検討した結果、この世界的な政策は誤りである可能性が高い。と書いているのです。
ある意味でまだ政治的圧力を受ける前に作られた文書で、官僚の良心が書かせたものであるともいえます。特筆すべきはこの政策を政策通り行えば日本の産業は、ごく一部を残して全滅する。と喝破していることでしょう。(私たちの富が失われるという事)
この経済産業省のウェブページとPDF文書へのリンクを示しますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
これまで洗脳されていた頭脳が、すっきりと晴れ渡ること請け合いです。(^^♪
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