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【前解説】 今回のお話は、2003年始めに起こった 『“ケビン・ミラー”選手の入団ドタキャン問題』をベースにした作り話です。 この場で発表する上で、先々記憶が風化する事を踏まえて 簡単に事の顛末を記しておきます。 2002年。MLB(アメリカ大リーグ)において、選手の年棒合計額の上限を設定し それを超える金額に対して課税?する事を決定。 その為、各球団は調整に必死になり、オフの契約が難航。 多数の、準・レギュラークラスの高額年棒選手との契約が交わされないまま越年。 2003年1月11日。中日ドラゴンズがフロリダ・マーリンズの“ケビン・ミラー”外野手の獲得を発表。 数日後“ミラー”のもとにボストン・レッドソックスよりオファーが入るが 既に契約書が正式に交わされており、法律的に “ミラー”のレッドソックス入りは不可能であった。 ところがキャンプインの2月1日が迫るにつれて“ミラー”の態度が急変。 とうとう1月末に「日本には行かない。ボクを自由にして欲しい」とか言ってドタキャン。 当初、中日ドラゴンズサイドは徹底抗戦の構えだったが 自他共に 『世界最強の労働組合』と言われるMLB選手会が “ミラー”の擁護にまわり 「中日ドラゴンズが “ミラー”を自由にしないなら、日本で行う予定の開幕戦を中止にする」と ぶっちゃけ、脅迫をした為、球団側が譲歩し自由契約とせざるを得なくなり めでたく “ミラー”はボストン・レッドソックスのユニフォームに袖を通す事となった。 来年以降もMLBでは、選手の年棒を抑える為に球団vs選手の交渉が難航する事が予想されるが 『とりあえず日本の球団と契約して、条件をUPさせてから本当に行きたい球団と契約する』作戦が 横行する事が必至である。 まぁ、オモイッキリ舐められとるって事でしょうねぇ・・・。 |
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本編『子供の教育』 今回は、アメリカのとある野球好きな親子の会話です。 登場人物:父親=マイク 息子=ジョン 愛犬=ホット “ケビン・ミラー”選手の事は“ケビン”と呼んでいます。 ジョン「パパ、パパぁ。“ケビン”が日本に行かないってホント?」 マイク「ああホントだよ。メジャーリーグのヒーローをジャパニーズマネーなんかに 獲られずに済んで、良かっただろ?」 ジョン「でも、日本のチームと約束してたんでしょ? “ケビン”は約束をやぶっちゃっても良かったの?」 マイク「男には『夢』を追い求める時があるのさ」 ジョン「でもパパは僕に[スポーツマンはウソをついちゃいけない] [男は約束をやぶっちゃいけない]って、いつも言ってるよ」 マイク「それは、相手がパパや“ジョン”の仲間だからだよ。 “ケビン”の相手はジャップだから、仕方なかったんだよ。 ほら“マイク”だって、“ホット”との約束をやぶった事があるだろ?」 ジョン「あれは・・・、急に雨が降ったから散歩を休んじゃって・・・」 マイク「それと同じだよ。“ケビン”も急に雨が降りだす様な事があったから 約束をやぶってしまったんだよ。分かるかい?」 ジョン「日本人との約束は、犬との約束と同じレベルって事なの?」 マイク「そうじゃあ無いが、ほら・・・ジャップは色々と卑怯な事をするから きっと神様が罰を与えたんじゃないかな?『卑怯には卑怯を』って」 ジョン「日本人は卑怯なの?“イチロー”や“マツイ”も卑怯なの?」 マイク「いや・・・」 ジョン「パパも[“イチロー”は素晴らしい]とか[“マツイ”は凄いらしい]っ て言ってたよね」 マイク「いいかい?ジョン。これは秘密の話だから誰にも言っちゃダメだよ。 実は彼らは日本人じゃあ無いんだ。って言うか人間じゃ無いんだよ。 “イチロー”は人型ロボットだし“マツイ”や“ササキ”はバイオ科学 で造られた人造人間なんだよ。“ゴジラ”とか“ダイ・マジン”って 呼び名は、そお言うモノとの掛け合わせだからなんだよ」 ジョン「え〜〜〜?ホントにぃ?」 マイク「本当だとも。前にニュースで日本の“ホンダ”が“アストロボーイ” (鉄腕アトム)を造ったとか言ってたのを覚えていないのかい?」 ジョン「へ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 じゃあ“イチロー”を造ったのは“トヨタ”か“ホンダ”なの?」 マイク「いや・・・あの・・・たしか・・・そう!“スズキ”だ」 ・今回は「ウソがウソを呼ぶ」ってぇお話でした。m(_ _)m (この項 “隊長”) |
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