ド素人・小説 想像“大ウソ”劇場『荒れるナゴヤドーム』
第一章 “種田”
“種田”は打席を外して次の配球を考えていた。 「外のストレートで外して2−2だから、インコースのストライクゾーンで 勝負して来るか? もう1球外の変化球で誘って来るか?」 その時、信じられない1言が・・・「ストライクバッターアウト!」 「待たんかい!」 “種田”は穏やかに主審の“橘高”に詰め寄って胸を合わせた。 あんなのストライクに取られたらたまらない。 しかし怒りに任せて大声を張り上げる訳ではなく、逆に 物静かな抗議と絶対に手を出さないと言う態度が、 彼の『怒り』と『正しさ』を見ている者に伝えた。 そして“星野監督”が割って入り事無きを得た。 この様なクレームが後の展開を有利に導く事は多々あるが、相手が悪かった 血気盛んな主審“橘高”は、この事を『根に持ち、ムキになって』しまった。 嵐の予感を充分感じさせた場面ではあった。 ただその嵐とは「同点・逆転」を意味するとしか思えなかった。 |
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