現場のゲージツ作品

駆除現場では哀れで悲しいゲージツがよく見られますが、ここではそのいくつかを紹介します。
なお、ここで紹介するゲージツはあくまでゲージツであって、シロアリ対策上(あるいは耐震上)まったく意味のないものです。


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たった1本のか弱い蟻道に
これだけのドリルの穴
米軍の爆撃じゃあるまいに
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こんな薄い木材にもドリル
ほんとによくやりますね
きちっと等間隔にあける観念論はさすが
もちろん被害はまったくありません


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ここまでくると頭が下がります
全部木栓をするところなどエライ
シロアリも顔負けの食害
音符にすれば最高の伴奏かも
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ご存知、床下産業の作品
こんなにまとめてつけるのが効果的か
折れ曲がり具合が微妙に美的?
(星野伊三雄氏提供)


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天井裏の前衛ゲージツ
床下から天井までこれだけ撒いても
イエシロアリはびくともしなかったようです
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虫食いの穴をまねたドリル作品
規則性も何もないところを見ると
作者の心象表現かも


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ゼオライト砂漠のプラ束のオブジェ
手で触れると容易に動くところがすごい
奥では空気攪拌機がカラカラ笑っている
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白銀の床下
これこそまさに「余計なお石灰」です
もちろんシロアリは止まっていませんでした


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機関銃で撃ったようなドリルの穴
この業者、よほどシロアリが憎いのか
それとも他に被害がないことへの腹いせか