有限会社シンフォニア

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昨年TV放映された「JIN - 仁 -」(村上もとか原作)からでしょうか、今、坂本龍馬の話題を眼にすることが多くなりました。
今放映されているNHK大河ドラマもそうですし、TVコマーシャルなどにも登場することが多いようです。

今、何故、坂本龍馬なのか?
人により思うところは様々でしょうが、ひとつには「信念を持って生きる」ことの大切さを、多くの人が気付き始めているのではないかと私は思います。

司馬遼太郎「竜馬がゆく」を読んで、坂本龍馬がどんな人物だったのかを思い描く方は多いと思います。
実際、上記「JIN - 仁 -」において竜馬を演じた「内野聖陽」さんが好評なのは、将に「竜馬がゆく」で描かれた坂本龍馬像に近似していたからだと思えます。(ここで面白いのは、司馬さんの作品では”竜馬”と表記されるのに他では主に”龍馬”となっているところですね。何か意味があるのでしょうか・・・)

いまは津本陽「龍馬」を読み進めているところなのですが、この龍馬の時代(幕末)と現在とは、どのようなつながりがあるのでしょうか?

幕末、200年を超える鎖国時代。一部の人には予測されていたこととはいえ、庶民にとっては将に驚天動地の”出来事”が起こりました。黒船の来航です。
それまで、日本という閉じられた世界ではありますが、200年を超える戦争の無い時代を生きてきた当時の人々にとって、黒船来航から開国、そして大政奉還、明治政府樹立という大きな流れは、未来に対する期待と同時に、大きな不安を持って迎えられたことと思います。
新撰組を例えることもなく、尊皇攘夷の運動は、新しい時代への抗いだったのでしょう。
そうした時、尊皇攘夷、開国、倒幕などという、一方へ大きく傾いた思想ではなく、まったく新しい道を模索したのが「坂本龍馬」だったように私は思います。
当時、犬猿の仲どころではなく、一触即発寸前だった「薩摩」「長州」の仲を取り持ち、「薩・長・土」の同盟を結ばせる慧眼は、偏った思想からは出てこないのではないでしょうか。
さらに大政奉還や江戸無血開城などにも大きな影響を及ぼしているといわれますが、どれも大局を俯瞰するような視線を感じざるを得ません。

ここで私が思うのは、坂本龍馬という人間は、「今そこに見える現実」ではなく、「こうすることが正しい」という「信念」を、強固なまでの意志で持ち続け、それを「実践」したところがすばらしいのだと、今の私たちは知らなければいけないということです。

昨今のTV報道でも良くお見かけする政治家の方々、アナリストなどともいわれるコメンテーターの方々は、「自分の目に見えている現実」に惑わされ過ぎてはいないでしょうか。
今の日本は(日本だけではなく世界中が)、幕末の日本のように、大きく変わらなければいけない時期に来ていると思います。
それは、グローバル化です。
これまでは「国」というものを中心とした考え方でやってこられました。
しかし、これからは「地球」というグローバルな単位での考え方が、否応なく押し付けられる世の中です。まさに黒船の来航です。

今、地球中のすべての国に「黒船」が来航し、「開国」を求めています。
これは抗いようがない潮流で、この潮流を乗り越えられない国は、淘汰されることになるでしょう。日本も、その危機に立たされています。

ここに「坂本龍馬」のような人物が現れてくれないだろうか!
そのように考える人が、気付くと気付かないとに係らず多くなっているのではないでしょうか。それが現在の坂本龍馬ブームとなっているとも言えなくはないと思うのです。

でも待ってください。
「坂本龍馬」が現れるのを待つのではなく、「自らの中に龍馬を生かす」ことが、本当は大切なことではないでしょうか。

「武士は食わねど高楊枝」
いまそこに見える現実にとらわれることなく、「こうあるべき」という信念を貫くとてもすばらしい言葉だと思います。
一人でも多くの方が、この精神を我がものとして、矜持を持って生きていけば、自ずとグローバル化に対応した、幸せな世界がやってくるのではないかと思います。
龍馬は「人たらし」といわれるほど、多くの人に慕われた人だったようです。
それは「こうあるべき」という信念だけでなく、「他人に優しい」一面も大きく持っていたからだと思います。
「他人に優しく、信念を持った生き方」それがすばらしい生き方だと感じられたら、それだけで幸せではないでしょうか。

こんなことを考えながら、ふと思い出したことがありました。
もう9年も前に弊社ユーザーの方にメール送信した内容です。似たようなことを書いていましたので、これをを添付しておしまいにしたいと思います。

----2003-12-22 Wrote.---
さて話は変りますが、今年一年、皆様にとってはどんな年だったでしょうか。
毎日のようにテレビ・新聞を賑わす「信じられないような事件」に、慣れっこになっていないでしょうか?
「凶悪犯罪」「倫理に背く人々」など世相を反映するかのように、10年前には考えもしなかったような事件が毎日のように発生し、それらの報道を見聞きする私たちも「今の世の中はこんなもの」と感覚が麻痺していはしないでしょうか。
リストラ・倒産・減給など不況の波が押し寄せ、こうした現象に拍車がかかっているようにもみえます。
「自分が損をしないこと」にあまりにも過敏になりすぎてはいないでしょうか。
世の中にはまだまだ恵まれない境遇の方やハンディキャップを持った方々が多くいらっしゃいます。
自殺を考えてしまうような苦しい立場の方もいらっしゃいます。
そうしたことを思う時、苦しいながらも「いま生かされている」自分を省みると「ありがたいことだな」としみじみ思うこの頃です。
「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますね。
これは「やせ我慢」というふうにとられがちですが、少し見方を変えると、「どんな苦しい立場に立たされようと、自らの尊厳を守ろうとする尊い姿」とも受け取れると思います。
こうした時代だからこそ、自らの尊厳を自覚し、自分だけのことにとらわれず他の立場にも目を向けて生きることが大切だと思います。
そうした考え方が、いま起こっている「異常な世の中」を変えていく力になるとも思いますが如何でしょうか。
来年は「申年」ですね。
干支に並べられる動物の中でも最も知恵のある動物といえます。
この知恵を総動員して、この世の中を明るくしていく人々が一人でも増えてくれることを願ってやみません。

About The Author

有限会社シンフォニアSinfonia 山本
本サイトの管理者です。
プロダイバー業務、パソコンの販売・修理、モバイル端末も扱います。
この一年くらいは、Win7 のPCを Win10 に upgrade する、お仕事が毎週のように入っていて忙しくさせていただいてます。
プロバイダーとしても最新の環境をご提供すべく努力しています。
また、クラウド、ウェブメーラー、スパムフィルターなど常に新しいものに挑戦するのが大好きです。

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