メジャー2年目となった今年、その勝負強い打撃で、常勝軍団・“ヤンキースの4番”を強烈に印象づける大活躍を見せた松井秀喜選手。
その影の立役者として、最近、ある意外なものが注目を集めている。
ゴジラ松井とアドバイザリー契約を結ぶミズノ(株)の広報担当者は、「日本でプレーしているときから愛用されていまして、現在も定期的に米国へ送り続けています。
“地面を足指で掴むような、踏ん張りが利く感覚”を非常に気に入られているようですね」と話す。その正体こそ、手袋同様に、指の部分が分かれている“五本指ソックス”だというのだ。
「以前から販売はしていました。物珍しさで購入したところ、その動きやすさにハマるという方が多いようですね。
2003年から販売をスタートした、野球用の五本指ソックスの昨年の販売実績は3万足。ほかにも、陸上用、ゴルフ用と展開しており、反響は上々ですよ。(前同) 国内での販売数も、96年度の2000万足から昨年度は4000万足に倍増。健康ブームの影響もあり、大流行の兆しを見せているのだ。
「五本指靴下を履くことで、指と指の間に発生しやすい湿気を防ぐことができ、水虫が発生しにくくなるんです」と話すのは、「足もみ健康法」で知られる、日本足健アカデミー代表の折田充氏。多くの各界著名人の治療を担当し、自ら五本指靴下を愛用する折田氏がいうように、当初は足ムレや水虫対策として重宝された五本指靴下。
しかし、現在では様々な効能に注目が集まり、野球界だけでなく、ゴルフ界でも、片山晋呉プロが愛用するなど、トップアスリートにも愛用者が急増中だというのだ。
その効能のひとつが、股関節を軟らかくすることだという。「足の指が自由に広がると、踏ん張る力が強くなるだけでなく、股関節を軟らかくする作用もあるんです。松井選手は非常に股関節が軟らかく、あのバッティングは、その賜物だと思います。また、松井選手に限らず、スポーツ選手は筋肉だけでなく、膝や股関節が軟らかくなければならない。
それをサポートするのが、五本指ソックスなんです」「スポーツ紙記者」さらに、この五本指靴下、スポーツをする際だけでなく、我々、働き盛りのサラリーマンの健康法として、日常生活にも大いに役立つというから見逃せない。
いまや、デパートの売り場にズラリと並べられており、「五本指ソックスは徐々に浸透し、多くのお客様がご購入なさっています。ビジネス用、スポーツ用、カジュアル用など素材も多彩で、定番商品になりつつありますね。ゴルフをされる方からの支持も、根強いものがあります。
やはり、動きやすいということで購入される客層は、以前は年配の方が大半だったんですが、いまでは若い方の購入も目立ちますよ」(百貨店関係者)と、すっかり市民権を得て大人気なのだ。そして、指1本1本を包むことで、ひえ防止に絶大な効果を発揮することから、冷え性に悩む女性たちにも支持されているという。
本誌連載『Dr.山中の21世紀「身の下」相談室』でもお馴染みの、山中秀男医博(虎ノ門日比谷クリニック院長)も、足の保温の重要性についてこう指摘する。
「人間の体というのは、血管が豊富な上半身に比べ、下半身の血管は非常に乏しいんです。足が冷えると、体全体の血流が悪くなり、様々な悪影響を及ぼす。つまり、足というのはとても大切な箇所なんです」
この冷え性改善への有効性もさることながら、それ以上に着目すべきなのが、“脳”を活性化させ、老化防止に効果がある点”だと強調するのは、前出の折田氏だ。「昔の人は足の指をよく動かしていたんですが、靴の普及に伴い、現代では足の指をあまり動かさないで、歩くようになってしまいました。
ここに靴の欠点、つまり、人体に悪影響を及ぼす要因があるといっていいでしょう」と、指を動かすことの重要性を指摘した上で、「足の五本指には、それぞれ、足の大脳、小脳の反射区があります。その親指を常日頃、動かしていると、大脳や小脳が刺激され、若さを持続することができるんです。
五本指靴下を履くと、自然と指が動きますから、つまり、ボケ防止には効果絶大といえますね」と、五本指ソックスの“老化防止効果”について説明する。さらに、「足の指は人体の末端にあり、血流的にも心臓からもっとも遠い位置にあるため、血流が滞りやすいんです。
だから、指を動かさないと、血管が詰まって、血流が悪くなります。特に、首周りが反射区の親指の付け根は、血液が非常に詰まりやすく、そうなると、首周りがこるという症状がでるんです。これは、胸部より上の老化を早めることにも繋がってしまいます。また、そのほかの4本の指の付け根は、僧坊筋という方の筋肉の反射区にあたるため、僧坊筋の血流が悪くなると肩こりを引き起こします」
つまり、五本指ソックスによる血行促進の活性化で、“血液サラサラ効果や、首と肩の凝りが解消”も期待できるというのだ。続けて、「赤ちゃんはしょっちゅう足を動かしていますが、これは人間の生まれもった本能なんです。それを通常のソックスでは、足指を締め付けることになってしまい、ストレスをためることにもなります。
その結果、貧乏ゆすりをしたり、自律神経のバランスを崩したりするんです。“足は第2の心臓”というたとえもあるとおり、足の血流を促して心臓の血液循環をよくすることは、健康な肉体を維持するために非常に大切なことなんです」と、折田氏は五本指ソックスに太鼓判を押すのだ。
前出のスポーツ紙記者は、「私が聞いたところでは、スピードスケートの長野オリンピック金メダルの清水選手など五本指ソックスを、10年以上も前から履いているスポーツ選手もいるそうです。
普通のソックスを履いていると、足指を動かす感覚が失われ、指がジッと動かないままの状態になってしまうらしいんですが、これを履くことで無意識のうちに足の指が動くんだそうです。これは足の血流を滞らせないという意味で、人間として自然な反応なんだそうですよ」と話す。
さらに、折田氏は、「アスリートは走る際、前のめりにならないように体を支えるため、踏ん張る動作というものが、必要不可欠なんです。だから、五本指ソックスをはいたほうが足の指に踏ん張りが利いて、走りやすいというのは当然の理屈で、五本指ソックスを愛用するスポーツ選手が多いんです。
このように五本指ソックスを履くことで、血流がよくなり、運動能力も高まり、運動注水神経を司る脳も若さを持続させることができるといえます。」と、効能を分析。いまや、五本指ソックスの大人気ぶりは凄まじいものがあるようだ。
そして、最後に折田氏は、こう断言する。「五本指靴下を履くことは、体にとっていいことばかりといっても過言ではありませんよ」老化防止、血液サラサラ、首と方の凝り解消、履くだけで、ありとあらゆる効能を発揮し、体を元気にしてくれる五本指ソックス。ぜひとも、ゴジラ松井にあやかって、“人生のホームラン王”を狙いたいものだ。
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