いくら丼と鉄火丼




海外で刺身を食べるというのは、本当に贅沢である。
御存知のように英国人は刺身を食べない。よってイギリスの普通の 魚屋で刺身は手に入らない。たまに現地の魚屋で手に入れた牡蠣や ホタテに挑戦するが、生で食べる気にはならない。生食に挑戦して 玉砕していった仲間を多く見ているからでもあるが、魚の取り扱い自体 生で食べることを前提にしていない。こういえば分かってもらえると おもうが、オイオイという衛生状態である。

 そんな中、日本食を取り扱う魚屋でマグロの中落ちを手に入れた。 友人夫婦(刺身が手に入らない地域に住む)が来た時に奮発して 鉄火丼を用意した。 実は私は刺身が苦手である。しかしいくらは別。なぜか食べれる。 そこで私は自分用にいくら丼を用意した。そしたらすごいブーイング。 私としては卵丼でも親子丼でも良かったのだが、鉄火丼と親子丼では あまりに(見た目に)違いすぎる為、あえていくら丼にしたのだ。 なのにである。彼らから言わせると私が食べられないのなら、一緒に 食べられるものにすればよかったじゃないかというのだ。
 こちらとしては 気を利かせてたまには刺身を・・・と思ったのにひどい言われよう。 ならみんなでいくら丼・・・という考えは無かった。いくらは買おうと思えば スーパーでいくらの瓶詰めが買えるから、せっかくなら刺身だと思ったのである。 (ただし日本のようにプチプチ感のないデローっとしたもの) ココまで気を使ったのに、私も黙って入られない。そもそもなんで鉄火丼と いくら丼くらいの違いで怒られなきゃならないんだ。私にとっては たいした違いではない。なのに!

ネットで値段を調べてみた。鉄火丼1000円いくら丼1800円。
そりゃあ怒るわなぁ。納得。