所得階級別付加価値税負担率

低所得者にとって付加価値税の負担は実に厳しい。安易に消費税を増税することがいかに危険かおわかりになるだろう。低所得者は終生低所得のレンジで推移することがおおいのである。ライフサイクル理論などごまかしもいいところである。下記表は付加価値税を含む間接税が国税収入の約60%(1990年度決算−尾崎護『G7の税制』ダイヤモンド社、1993年,165頁)を占めるフランスの税負担率を計測したものである。資料は多少古いが、税負担の真実を直視してもらいたいものである。

所得階級別付加価値税の負担

 

 

 

 

 

 

 

所得階級

世帯数

平均所得

平均課税所得

平均付加価値税

平均税負担率

 

フラン

100万

フラン

フラン

フラン

所得%

付加価値%

合計%

10,000未満

2.8

5255

12

1165

0.23

22.17

22.4

10,000-15,000

1.9

12260

166

1885

1.35

15.38

16.73

15,000-20,000

2

17108

403

1986

2.36

11.61

13.97

20,000-30,000

3.6

24139

850

2834

3.52

11.74

15.26

30,000-50,000

3.6

37286

2353

3769

6.31

10.11

16.42

50,000-75,000

1.3

58231

5780

5070

9.93

8.71

18.64

75,000-100,000

0.4

83643

11287

6636

13.49

7.93

21.42

100,000

0.3

163480

34152

8886

20.89

5.44

26.33

合計又は平均

15.9

28663

2370

2893

8.27

10.09

18.36

出所:

 

 

 

 

 

 

 

Jean-Pierre Balladur and Antoine Coutiere,"France,"in Henly J Aaron,eds.,The Value Added Tax(Brookings Institution,1981),p.26

 

 

 

 

 

 

 


更新日
98/03/19
名前
松井 吉三