宝篋印塔


Y霊園内  M家

 

1、宝篋印塔(ほうきょういんとう)建立のお薦め

左が石碑、右が石塔(宝篋印塔)。この2つでワンセットのお墓です。ご先祖様が世代交代する度に、左の石碑の内部から右の石塔の内部へ戒名を書いた文書を移動します(あらかじめ直前先祖の戒名を沢山書いた文書を作成しておき、石碑の上部の竿石の中に入れておきます。)

旧石碑(上部のみでも可)はお寺に持っていって処分してもらいます。同時に、新しいご先祖様の名前を彫った石碑を旧石碑跡に新築します。右の石塔は供養塔として半永久的な存在です。石碑は夫婦ワンバインドで、新夫婦のものと交換され続けます。

お骨は石塔の前の砂の下に木綿袋に包んで、少量埋めます。この墓のなかに納骨スペースはありません。このわけは、人間も死んだら自然の一部の存在として地に帰り、又地球の一部としての新しい命の源を形成するという、自然の摂理を表します。よく見られる一塔のみの先祖代々墓(画像奥の墓を参照)では、石塔下部の納骨堂にお骨を収めることにより命の連鎖を終結させてしまいます。この辺、どちらがよいのかはお墓の建立者の選択によります。

それに、ご先祖様を「順々に」(※死に順ではありません)供養するのがお墓なのですから、先祖代々墓のように、親が即「先祖代々」の末端では、親がかわいそうではありませんか?石碑と石塔は是非分けたいものです。尚、石塔はいわれにより五輪塔でもかまいません。ニ基建てるとなるとスペースの余裕が問題です。ちなみに上記お墓の敷地は8平米です。子が親のお墓をつくり続けるという親孝行の世代間継投策が、このお墓の特長です。親が亡くなったら、その度に石碑をつくらなければならないので、石屋さんの売上げにも貢献します。どうして石材業を営んでいる人は、お墓の謂われを勉強しないのでしょうか?先祖代々墓だったら1個売ったらそれまでで、次の仕事はありません。

2、構造と石種

石碑と石塔の本体は積み上げるのではなく、ハメ込み式になっていますので、倒れにくいつくりになっています。石種は花沢石(愛知県豊田市花沢地区)。色、目は中国石に似て嫌われる傾向があるようですが、なかなかどうして内容はほんとに良い石です。石については100m山が異なれば違ってきます。庵治石が高級だからといって、それを購入すればよいというわけではありません。風土が違えば、耐用年数が異なってきます。

3、価格

2基建立ですから、外柵と合せれば、価格は当然高くなります。石種、産地、造作の程度によって異なりますが、上記のお墓のように花沢石を指定、形を特別注文した場合は、総工費200300万円程度はかかるかも知れません(入魂式や墓地購入などの費用を除く)。石は地球の一部なので、石自体に価値があるわけではありません。掘り出す手間や加工する手間にお金がかかるのです。したがって必ずしも大きい墓が高価というわけではありません。

一点豪華主義の巨大なお墓をつくるより、世代の連鎖を考えた内容のあるお墓をつくるべきです。このほか20-30年後の世代交代の折には、50万円強(2009年価格)の石碑改築費用がかかります。このお墓の形式では、子孫は必ず石碑を取り替える義務を負うこととなります。

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