吉野利夫さんの思い出



 吉野利夫さん(株/吉野白蟻研究所)はイエシロアリの伝統的な駆除技術を習得し、多くの実践の中からイエシロアリの生態や駆除法、薬剤論について数多くの理論化を行い、各地で講演し、先に亡くなられた長崎の柿原八士さんらとともに日本のシロアリ対策の技術的重鎮でした。
 吉野さんは業界団体の本部役職を退いた後、「利口に儲けるのがうまい業者が多くなった」と嘆かれ、東海白蟻研究所の星野さんや当社の神谷も参加した「シロアリばかの会」、後のシロアリ同好会の結成に加わり、最後まで顧問として活動されました。
 また、イエシロアリの被害で苦しむ小笠原諸島父島のシロアリ対策団の代表として小笠原に何度も渡り、シロアリ対策の考え方を説いてまわり、「シロアリとの住み分け」を提唱しました。
 2008年7月、吉野さんはご逝去されました。




ナカジマシロアリを採取する星野さんに
声をかける吉野さん
(和歌山県串本・朝貴神社にて)
イエシロアリの巣を探す吉野さん
(小笠原父島にて)

神谷が聞いた 吉野さんの主な語録

・お客さんの家に着いたらまず挨拶し、それから家の周りを3回まわれ。
・シロアリの動きを止めてはいけない。
・(シロアリ対策の原点は)学んで、聴いて、見て、皮膚で触って、探って、嗅いで、推理して、五感に感じて、経験すること
・イエシロアリは人恋しいシロアリ