薬剤の使用についての考え方

岡崎シロアリ技研は、薬剤の使用にあたって以下のように考え、実行します。

・必要最低限の使用に徹します。
業界団体の仕様書やマニュアルに左右されません。
-----薬剤の必要な場所と必要量・種類は現場により異なるものです。
建物に必要以上の穴を開けたりしません。
-----処理上必要な場合は説明します。
「一度の処理で駆除完了」が常に正しいとは考えません。
-----投薬点が明確にならない場合は、シロアリの動きを見てから処理することがあります。

・根拠のある使用(そこになぜその薬剤が必要なのか)に徹します。
たとえ予防処理であっても、必要のない予防はいたしません。
-----永年シロアリのいない方面は、これからも可能性は低く、定期点検で対応可能です。
防腐・防カビなどシロアリ対策と異なる概念を区別して対処します。
-----とくに新築時の防腐は、薬剤ではなく構造の工夫によって実現するのが筋です。
建築士からの「防蟻仕様」や薬剤指定には原則として従いかねます。
-----建築士からの指定は過剰で根拠のないものがほとんどです。

・調査と生態に基づく個別の対策に徹します。
居住者や近隣の人々、目標外の生物に影響のないようにに努めます。
-----野外での薬剤散布は原則として行いません。
居住者の事情によっては、殺虫剤を使わない方法も試行します。
-----健康と環境、生きる権利のためにこそシロアリ対策があるのです。

・処理の内容はすべて依頼者に文書で説明します。
薬剤使用・処理内容について記録・保存します。
-----文書はできるだけ簡素なものにします。