薬剤の種類と特徴


薬剤の種類は、いくつかの面から分けられます。ここでは一般的なシロアリ薬剤を中心に示します。

シロアリとの関係による区分

忌避剤
ピレスロイド剤
ビフェントリン、ペルメトリンなど
有機リン剤
クロルピリホス、ホキシムなと゜
その他 (非薬剤も含む)
ピレスロイド様薬剤、カーバメート系薬剤
木酢液、ヒバ油、ゲットウエキスなど
そのほか、有機溶剤を含むものや、割合即効的激的に作用するもの、臭気のきついもの
非忌避剤
駆除剤
フィプロニル(ピラゾール系)、クロチアニジン(ネオニコチノイド系)、クロルフェナピル(ピロール系)、チアメトキサム(オプティガード)など
製剤によるもの
フェノブカルブMCなど高性能マイクロカプセル製剤
成長抑制剤
ビストリフルロン、クロフルアズロン、ヘキサフルムロンなど
生物製剤
メタリジウム菌など
ホウ酸製剤
高濃度製剤やスティック剤
※ この区分は一般的な製剤を分けたもので、原体そのものの区分とはやや異なります。
※ 個々の薬剤については「その筋の用語解説」でもとり上げています。

作用の仕方による区分

接触毒剤
接触によって作用する
多くの殺虫剤がこの仲間
食毒剤 (ベイト)
食べられることによって作用する
ゴキブリダンゴもこの仲間
吸入剤
主に気門から吸収されて作用する
燻蒸用薬剤や燻煙剤など

製剤による区分

乳剤
原体を溶剤に溶かした後、乳化剤によって水希釈できるようにしたもの
油剤
原体を溶剤(油)に希釈し、そのまま使用するもの
フロアブル剤
原体を微粒子に吸着させて水に浮遊させたもの
マイクロカプセル剤
原体を微細なカプセルに封入して水に浮遊させたもの
粉剤
原体を非常に微細な鉱物質に吸着させたもの
粒剤
原体を粒状の鉱物質に吸着させたり、粒状の基材に練りこんだもの
ペースト剤
原体を粘性の基材に混ぜたもの
伝達剤
原体がシロアリ個体間で受け渡しされやすいように工夫されたもの
ガス化剤
原体がガスになるよう工夫されたもの
フォーム剤
薬剤をキメの細かい泡にしたもの。駆除に適している。
※ このほかにもこれらの中間的なものや、やや独自に工夫された製剤もあります。