「外骨格」百態

ヤマトシロアリなど土壌性シロアリは、蟻道や泥線などの集団的「外骨格」によって行動します。
この「外骨格」こそが彼らの生態そのものであり、表情でもあります。
そこで、彼らの様々な表情を追ってみました。(とりあえずは身近なヤマトシロアリとイエシロアリから)

ヤマトシロアリ編



▲これが蟻道です。
▲これもオーソドックスな蟻道。
▲試行錯誤のある蟻道。



▲形に沿って延びる。
▲石を乗り越えて。
▲防蟻剤の土台もへっちゃら。



▲鉄筋コンクリートの床下も
 元気に登る。
▲防湿コンクリートの床下も
 なんのその。
▲蟻道が壊れるとすぐ修復。
 修復場所は濡れている。



▲イエシロアリ並みの蟻道。
▲延び始めの泥線。
▲クモの糸が頼りの蟻道。



▲先端で行き場に困った泥線。
▲とにかく形に沿って泥線は延びる。
▲建設部分は水でぬれている。



▲他の虫から見ればシロアリ塚だ。
▲とにかく上に上に。
▲一気に餌をいただき。



▲玄関横から羽アリ群飛だ。
▲床下にも群飛する。
▲地面からも群飛する。



▲可憐な群飛孔。
▲まるでイエシロアリの蟻土みたい。
▲天井裏も電気配線に沿って登る。



▲床下断熱材の群飛孔。
▲地表から直接群飛。
▲氷柱のような蟻土。



▲直立蟻道。
▲左の先端部で働く職蟻。
▲塩ビパイプの泥線。



▲まるで犬だ。
▲林立する直立蟻道。
▲調湿材からこんにちは。



▲まじめに垂直。
▲自力本願の蟻道
▲いわゆる「ネコ土台」の蟻道



▲複線化された蟻道
▲これでもヤマトシロアリ
▲大陸(畳)横断道路?



▲断熱材で勢いづいた
▲基礎パッキンの蟻道
▲応急修理の蟻道


イエシロアリ編



▲一般的な蟻道。
▲ヤマトシロアリ風の蟻道。
▲立ち木にもよく見られる。



▲蟻土で敷居を占拠。
▲ごく普通の天井裏の泥被。
▲湿り気をもつ天井裏の蟻土。



▲マツから吹き出した蟻土。
▲一部を壊すと兵蟻が出てくる。
▲みごとな巣の泥骨。


▲マンホールをこじ開ける。
▲死滅の兆候=蟻道のカビ



木生息性シロアリ編

ネバダオオシロアリの蟻道。
ネバダオオシロアリやアメリカカンザイシロアリなど土壌と関係しないシロアリでも、ときとして糞を利用した蟻道を作ることがある。