1.ボラカイ島の治安

 ボラカイ島はあまり広くない島です。住んでいる人達はお互いに知っている場合が多いので、都会のような犯罪は少ないと思われます。しかし、観光客が窃盗や強盗などの犯罪に合う事例も報告されています。 都会ではめったにない親切に出会うのも田舎ですが人間の住む世界、注意に越したことはありません。

 日本人の要注意点は次のようなものです。

  1. 問題をお金で解決しない
    ことばの壁があるから、めんどうだとお金で解決するのはやめましょう。
    また、感謝の気持ちなどは言葉や表情で表しましょう。物やお金をプレゼントして言葉の代わりにするのは原則として避けましょう。労働の対価としてのチップと親切への感謝は区別して考えましょう。

  2. 大金を所持しない
    クレジット・カードとトラベラーズチェックを上手に使いましょう。

  3. 現金や高価な物を人前で見せない
    日本は物価が高いのでたいした価値がないと思っても、地方都市では10倍近い価値になる場合があります。
    目の前で大金や高価な物を見せて、結果的に誘惑するのも罪つくりです。

  4. 値段の交渉はきっちりとしてから買ったり、契約する。

  5. なれなれしく近づく人に注意する。ただし、けんかはしない。
    一般にフィリピン人は友好的ですが、見も知らない人にむやみに近づいて来るのはフィリピンといえども危険人物の証拠です。

  6. 不要な物は持ち歩かない
    持ち物から目を離さないというのは当然のことですが、身軽であれば最初から心配はいりません。

  7. 他人まかせにしない
    いかにも気が緩んでいるいるように見えますので、何事にも自分で責任をもって行動してください。

  8. 酒に酔って出歩かない
    酩酊した人は狙われやすいのでご注意ください。

貨幣価値のギャップ
 買い物をするときに普通はペソを円に換算して、安いか高いかを判断します。工業製品などはそれでもいいのですが、人件費、食費、交通費などではペソと円ではかなり感覚がちがいます。
 マニラの事務職の収入は月約4000ペソ(約1万5000円)、レストランの従業員はその半額程度でチップを期待しています。地方ではもっと低くなります。大都市と地方で収入の格差があるのです。
 1泊100ドルでホテルに宿泊する観光客は、従業員の1カ月分の収入に相当する金額を1日の滞在で使っています。現地の人、特に地方の人と金銭の話をするときは、観光客は裕福だと見られることに注意が必要です。
2.マニラの治安

 都会のマニラはボラカイ島とは違います。他の大都市と同様に十分ご注意ください。
夜間の到着 -- 重 要 --
 格安航空券は夜間に到着という場合が多いのですが、ご注意ください。夜間ではホテルへ向かう途中で襲われる事例があります。1998年8月、駐在員の奥さんが夜間、空港までご主人を迎えに行き、車で市内へ向かう途中強盗に襲われたということがありました。ホテルや旅行代理店に有料でもピックアップ・サービスを予約してから出発することをお勧めします。もし事件に遭遇しても、自分だけで対処することを考えれば高くありません。
 夜間に襲われる事件ですが、1999年6月18日にも起きました。これらの事件は、現地に何度も行っていたり滞在している邦人に起きています。
安全を買う
 しばしば、いかに安く旅をしたか自慢げに書いている本があります。安上がりな旅を競うのが目的の方はやむを得ないですが、一般の観光客は安全と引き換えにある程度の出費が必要です。例えば、安そうだからといって無許可営業のタクシーに乗るのは危険です。自分ですべて手配できるときでも、あえて現地の旅行代理店を通してホテルや国内便を予約しますと、困ったときに代理店のスタッフと相談できます。
旅慣れた人こそ要注意
 マニラでの事件の特徴として、長期滞在者や英語がよく話せたり外国に慣れた人が事件に巻き込まるという状況があります。日本語など交え、言葉たくみに近付いて来る場合は最初から会話は避けましょう。英語が多少でも話せると、つい相手になってしまいます。99.9%は金品が目的です。悪徳商法と同じで、一度かかわりが出来るとしつっこくついて来ます。挑発的な態度はとらないことが大切です。
入り口チェックの甘いホテルは注意
 ホテル内にいつも出入りして宿泊客を物色し、時には部屋を見届ける場合があります。比較的良いホテルで、入り口でのチェックが厳しくない所ではご注意ください。
身なりに注意
 装身具やブランド品、高価な時計を身につけて街を歩くのはやめましょう。質素な身なりだから安全というわけではありませんが、わざわざ注意を引くのは危険です。
違法行為に興味をもたない
 興味本位で危険地域に行ったり、不法行為に係わることはやめましょう。特に、麻薬については極刑を含む重罰が科せられます。興味半分で銃や麻薬を手にしただけでも、うまくはめられてお金をしぼりとられる危険があります。日本で違法なことはフィリピンでも違法と考えましょう。
制服を着ている人にも注意
 制服を着ているからと信用してはいけません。警備員も警官そっくりの制服を着ていますし銃も携帯しています。日本でも最近は現職警察官や官僚の犯罪が多くなったようですが、「現職」にもご注意ください。

3.犯罪に遭遇したら

 まず、危なそうだと感じたら早く対処しましょう。現場を離れる、ホテルの警備員に救助を求めるなどです。
強盗、脅迫に合ったら
 武器でおどされたら無抵抗が原則です。銃や刃物を持っていることがありますが、フィリピンでは最初から殺傷することは少ないようです。加害者も命が危ないので抵抗したり興奮させると危険です。もし武術が達者でも、相手を打ちのめしたら仲間を連れて来て復讐したという事例があります。
事後処理
 加害者が宿泊先を知っている場合は必ずホテルのセキュリティーの責任者に通報し、部屋を替えてもらうなり対策を相談しましょう。
 警察から被害の証明書を発行してもらいます。これは旅行保険で保険金の請求をするためです。警察が来ないなどの時は、第三者証明といってホテルの責任者や関係者に被害の証明をしてもらいます。被害が具体的に分かるようにします。証明した人の所属と連絡先、署名、日時も忘れずに。詳細はご契約の保険の代理店でご確認ください。


 当サイトでは、次の安全情報をご覧になるようお勧めします。

(1) アメリカ合衆国領事館情報
 本来アメリカ市民のためのもので英文ですが、最新の情報が得られます。
 
Philippines - Consular Information Sheet
 比較のため、日本についてどう書かれているかも読んでみてください。
 Japan - Consular Information Sheet
 その他の国については、こちらをご覧ください。
 US State Department - Services - Travel Warnings & Consular Information Sheets



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