健 康  更新日: 1999. 1. 4
全 般

 慣れない気候や環境になります。
 自分の能力以上のスポーツをしないことが大切です。日本より日差しが強いので激しい運動にはご注意ください。
 バット・ケーブ(こうもりの洞窟)はガイドブックに必ず書いてありますが、岩場になっていて、慣れない人には危険ですので無理をしないでください。

 泳ぎが苦手な人は船が転覆した場合を考え、救命具代わりになるものを持参したほうが良いと思われます。密閉できるバッグなら、中を空にして当座の浮袋になります。
 ほとんどの人は大きな病気にならず帰国していますので神経質になる必要はありませんが、健康面は次の点にご注意ください。

(1)日焼け
 サングラスと共に、日焼け止めクリームで防衛しましょう。炎天下に出る場合は帽子は必需品です。 一般に熱帯では、太陽光の強さの割には気温が熱く感じないないので、ひどい日焼けになることがあります。
 熱帯での水泳は、Tシャツを着ることをお勧めします。日焼け防止とクラゲにさされないためです。

(2)水
 生水は飲みません。ミネラル・ウオーターを飲んでください。安く売っています。ホテルによっては水道水が飲めるというころがあるかも知れませんが、安心のためミネラル・ウオーターをお勧めします。
 なお、まちがって水道水を飲んでもあまり心配しないでください。水質は良い方です。ボラカイ島の水は、対岸のマライの河川からパイプラインで供給されている真水です。大切にしてください。
 お腹をこわすと、すぐ何か食べたものが悪いと考えがちですが、水分の飲み過ぎのために胃液が薄くなって抵抗力がなくなる場合があると言われています。
 戸外では、のどが乾いたらがまんせず、すぐ水分を補給しましょう。水やジュースは一気に飲まず、少しづつ時間をかけて何回かに分けて飲むのがこつです。

(3)塩分の不足
 汗をかくと塩分も体外へ出ます。塩分が不足すると体がだるく、無気力な感じになり、筋肉が熱痙攣(ねつけいれん)と呼ばれる痙攣を起こしたり、心臓の働きに障害が生じることがあります。
 塩分は体に悪いという先入観から意外な盲点になっています。熱帯では塩分も適度に摂取が必要です。戸外での対策にはジュースよりスポーツドリンクが適しています。現地で入手しやすいものとしてヤング・ココナツまたはブコ(buko)と呼ばれるヤシの実のジュースはカリウムが含まれるので体液の電解質バランスの改善に適しているとされます。

(4)食べ物
 原則としては生ものはさけてください。食中毒の他、寄生虫やA型肝炎の感染の原因になることがあります。生卵も避けましょう。熱いところですので、保存はきかないと思いましょう。
 果物は、外を洗えば大丈夫です。サリサリ・ストアやマーケットでお求めください。

(5)蚊
 蚊は国内外を問わず細菌感染の原因となります。虫よけを体に塗ったり、蚊取り線香で対策します。蚊が媒介する熱帯の病気の一つにデング熱(dengue fever)があります。主に都市部で感染します。潜伏期間は1週間未満と短く、1週間以上高熱が続くことがあります。危険な合併症になることがありますので医師の診断が必要です。
 マニラなどの一部の地域を除き、マラリヤの可能性は皆無とは言い切れません。蚊にさされないようにしましょう。なお、冗談みたいですが、蚊取り線香は現地でカトール(katol)といいます。本来商標名です。

(6)寄生虫
 よく洗っていない生の野菜が原因になる他、真水の池での水泳や水田などに裸足で入るのも危険です。

(7)下 痢
 旅行中に起こる病気の症状の多くは下痢です。下痢の原因は食中毒だけでなく疲労など様々あります。早めに医師の診察を受けてください。とりあえず症状を緩和できるかも知れません。下痢のときは水分と塩分を補給する必要があります。

(8)現地で病気になったら
 宿泊先にご相談ください。ことばや治療方法の違いで不安を感じるかも知れませんが、現地の医師のほうが地元の病気には詳しいのです。
 帰国時に発病の場合は、飛行中は乗務員にご相談ください。空港にも医師がいます。健康状態を記入する用紙が配られると思います。下痢をしているなどの欄に記入すると頼まなくても別室で検診されることになるでしょう。
 現地ではよくある病気でも、日本へ帰ってから発病すると医師が熱帯の病気に詳しくなかったり、予想外の病気で手遅れになることがあります。初期症状は風邪に似ている病気があります。どこへ旅行したか医師に伝えましょう。


参考文献:Philippines, Jens Peters, Lonly Planet Publications,1997
     熱帯衛生, 三井源蔵, 国際協力事業団青年海外協力隊事務局, 昭和55年
さらに詳しい旅行者の健康、熱帯衛生については下記のサイトをご覧ください。
Internationl Travel and Health Page, WHO(各国語入り口)
----- 海外旅行と健康(マラリアネット)
-------- 海外旅行と健康 目 次
AMDA - Association of Medical Doctors of Asia(アジア医師連絡協議会)
----- AMDA熱帯医学データベース
CDC Travel Page(英文)
MCW International Travelers Clinic(英文)
----- MCW HealthLink: Travel Medicine
ナビゲーション・マップへ戻る
webmaster

This home page is designed by INFORTECH Co.,Ltd. in Japan.
Copyright (C) 1998-2000 Infortech Co.,Ltd.